今回はSBIネオモバイル証券の紹介をしたいと思います。
SBIネオモバイル証券は2019年4月にサービスを開始した新しい証券会社で、数々の他には無い強みを持っています。
その殆どが株初心者に向けて作られているので、株初心者であれば検討の余地ありと思います。
本記事ではそんなSBIネオモバイル証券について解説をしていきます。
- 株初心者でどの証券で口座開設するか迷っている
- 日本株は100株単位のためまとまった資金がなく投資に手が出せない
- Tポイントがたまっていて活用方法を探している
SBIネオモバイル証券とは
SBI証券とCCCマーケティングが作った会社です。
どちらも信用力があり、信頼の出来る会社がタッグを組んだとても良いサービスを展開する証券会社となっています。
主に株初心者をターゲットとして設立されましたが、投資歴10年の私もかなり便利なので使用しています。
SBIネオモバイル証券のメリット
SBIネオモバイル証券のメリットを7つ紹介します。
どのメリットも非常に有用で、便利な証券会社です
手数料は実質月20円で月50万円までの取引が可能
月50万円の投資金額では月220円の手数料で取引し放題です。
しかも期間固定Tポイントを200ポイントもらえ、このポイントを使用して株式を購入することが出来ます。
よって実質的には20円の手数料負担で使用することが出来ます。
大手のネット証券では1株から購入できるサービスを提供しているところもありますが大体1銘柄あたり50円程度というのが一般的です。
なので大手証券会社で10銘柄買うとそれだけで手数料500円。手数料に負けて損失が出ます。
それと比較して月50万円までなら何名柄でも取引し放題で実質20円は破格の安さです。
1株から購入できる
SBIネオモバイル証券の最大の特徴はこの1株から購入できる事です。
日本の株式は通常100株単位でしか買えません。
これだと1銘柄買うにも何万~何十万というお金が必要になり、分散投資なんてとても出来ません。
1株から買えることで少額から始めることが出来、分散投資も格段にやりやすくなります。
IPOも1株~99株で申し込み可
IPOも1株から申し込み可能です。この形態をとっているのはSBIネオモバイル証券だけだと思います。
IPOは利益が出ることが多いですが、あまり投資にお金が回せない人も抽選に参加することが出来ますね。
ただし、IPO当選し購入しても初値で売ることは出来ず、上場日の翌営業日にならないと売却出来ないことは気をつける必要があります。
Tポイントを使用して株を購入可
流行りのポイント投資にも対応しています。
全額をTポイントで買うことも出来ますし、3000円の株に300ポイント使い、残りを現金で買うといったことも出来るので使いやすいですね。1ポイント以上あれば使用できます。
Tポイントで現物株を購入できるのもSBIネオモバイル証券だけの特徴です。
取引しない月は休むことが出来る
株取引やっていると毎月取引出来ない場合もあります。
その場合は取引をお休みし、月額料金を0円にすることも可能です。
注意点としては当月のお休みは出来ず、休む月の前月中に休むことを申告しないといけないことです。
また前月までの支払いで期間固定Tポイントが付与されますが、休んでいる期間もこの期間固定Tポイントの期限は進みますので、気をつけて下さい。
もしも休むとしたあとでやっぱり取引をしたいとなった場合も問題なく取引出来ます。
当然月額費用はかかってきてしまいますが。
株の定期買付可能
SBIネオモバイル証券では特定の銘柄を定期的に買付する設定も可能です。
ただし注意点として 定期買付の金額がその株の株価を超えてないと不可であることが挙げられます。
0.5株買うなんてことは出来ませんので、1株も買えない資金で設定すると定期買付出来ない場合もあります。
長期優待銘柄の権利獲得に利用できる
1株から購入できるため、長期優待が設定されている銘柄を1株だけ所有しておくことで、将来的に単元株を持った際いきなり長期優待の株主優待を受けられる場合があります。
以下は上記の説明です。わかってるよという方は次の見出しまでスキップして下さい。
下記は長期保有で優待券の追加(1~2年保有で1,000円 2年以上で2,000円)がある有名な銘柄、ビックカメラを具体例に説明します。
これを見る限り、通常は 100株以上購入しずっと持っておく必要がある と考えると思いますが、
実際に長期優待の判断基準は以下のように記載されています。
つまり、株主名簿に3回以上同一株主番号で記載されることをもって長期保有とみなされるため
例え1株でも保有しておけば長期保有しているとみなされます。
この状態で2年以上経過後ビックカメラ100株購入した場合貰える優待は
いきなり長期優待の2,000円が追加された状態 でもらえます。
これを利用することでいきなり単元株をもつのが苦しい銘柄でも、まずは長期優待をもらう権利だけ取得しておくというのは有効と考えています。
もちろん優待は単元株(100株)ないともらえませんが、100株揃えた瞬間から長期優待も含めて貰えるのはお得ですね。
全ての銘柄で出来るわけではないため注意が必要ですが、知っておいて損のないテクニックだと思います。
以上がSBIネオモバイル証券のメリットです。もう一度項目だけおさらいしておきます。
SBIネオモバイル証券のデメリット
デメリットは全部で9つ挙げました。順に紹介します。
即時入金は住信SBIネット銀行のみ
証券会社は入金手段が多いというのも使いやすくなる要素の一つですが、SBIネオモバイル証券は即時入金は住信SBIネット銀行のみとなっています。
他の銀行からだと自分の専用口座に振り込む必要があるため、振込手数料がかかってきてしまいます。ここは大きなデメリットの一つと思います。
住信SBIネット銀行がメインバンクの方はあまりデメリットで無いかもしれません。
指値注文不可 成行のみ 多めに資金が必要
SBIネオモバイル証券で単元未満株を注文する場合、成行注文しか出来ません。
成行注文であるがゆえに株価より多めの資金が無いと注文することも出来ません。
3000円の株を買うのに約3700円程度資金の入金が必要ですので、そこは留意する必要があります。
取引をしない月も手数料掛かる
取引を休む申請を出さない限り月220円の手数料は必ず取られます。
これは実際に取引を1ヶ月で一度もしなくても取られますので要注意です。
NISA口座非対応
非課税口座であるNISA口座はつくることが出来ません。
NISAは他の証券会社でつくることになります。
取引銘柄は日本株、REIT,IPO,Wealthnavi,FX
取引出来るのは主には日本株やREITになります。米国株等は取引出来ません。
大量の銘柄を購入すると郵便物がいっぱい
SBIネオモバイル証券では1株でも持っていると株主名簿に登録されます。
なので、年に2回配当金の支払いや優待のタイミングで企業から郵便物が届きます。
何十銘柄も購入した場合、企業数分の郵便物が届くことになるので処理が大変です。
登録にはクレジットカードが必要
取引を開始するには月額の費用を支払うためのクレジットカードの登録が必要になります。
月額費用はクレジットカードのみで支払いとなり、ポイント等で支払うことは出来ません。
還元されるTポイントの期限は付与から2ヶ月
月額費用を支払うと、翌月に期間固定Tポイントが付与されます。
このTポイントは株式の購入に使用することが出来ますが、期限は2ヶ月となっていますので期限切れしないように使用する必要があります。
貸株は非対応
SBI証券や楽天証券など大手のネット証券では当たり前のようにある貸株も非対応です。株式を貸し出して金利収入を得ることは出来ませんのでご注意下さい。
以上から、SBIネオモバイル証券は以下のような方におすすめです。
- 投資資金が少額で単元未満株から株を始めたい方
- たくさんの銘柄に分散投資したい方
- いろんな企業から郵便物をもらいたい方
- Tポイントが余っている方
まとめ
最後にSBIネオモバイル証券のメリットデメリットをまとめて本記事を終わります。
- 手数料は実質月20円で月50万円までの取引が可能
- 1株から購入できる
- IPOも1株~99株で申し込み可
- Tポイントを使用して株を購入可
- 取引しない月は休むことが出来る
- 株の定期買付可能
- 長期優待銘柄の権利獲得に利用できる
- 即時入金は住信SBIネット銀行のみ
- 指値注文不可 成行のみ 多めに資金が必要
- 取引をしない月も手数料掛かる
- NISA口座非対応
- 取引銘柄は日本株、REIT,IPO,Wealthnavi,FX
- 大量の銘柄を購入すると郵便物がいっぱい
- 登録にはクレジットカードが必要
- 還元されるTポイントの期限は付与から2ヶ月
- 貸株は非対応
悪い点を多く買いてしまいましたが、単元未満株から少額で株式を始めたい方にはおすすめの証券会社です。
優待は100株所有しないと貰えない銘柄が殆どですが、配当金は1株から株式数に応じて貰えます。
まずは配当金数円から初めて見るのは悪くないと思います。
気になった方はぜひ下記リンクから口座開設をしてみて下さい。
きっと新たな投資の世界が広がります。
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